○感想・コナコナチョウチョウ(8)
すごい期間が空きましたが、コナチョウ感想最後。
(続き)
「バカなのはどっちよ
下らない共感し合ってお互いの品性下げてるだけのくせに」
この台詞、とても汎用性があると思う。
…そして品性下げないよう、気をつけたい。
最初の頃にも書きましたが、
何回も読み返しているこの作品、
自分はずーっと緑子さんのことばかり気にしていて、
チロのことは深く追求したりはしていませんでした。
(あんまり深く考察・追求したりするもんではないと思うけれども)
でも、よく考えるとチロって不思議で大人な子ですよね。
誰からも好かれるのは生易しいことではない。
彼はいわゆる「天然」と呼ばれるタイプとして骨格はできてはいるけれど
その一言では片付けられない、
ある種の努力の肉付けを感じるようになりました。
その努力は、良い人であろうとか、人には優しくしようとか、
言葉にすると簡単かつ陳腐な印象を与えるけれども、
一貫して行うのが難しいこと。
周囲と合わず、合わせずの緑子さんに、
もっと変わってほしいと伝えることだって
さらっと能動的にやってますけど、実際大変なことだと思います。
この最後の電話のシーンの、チロが言った言葉は
望月先生の高校時代の友人が
授業中回してきた手紙に書かれていたもので、
※コミックスおまけ書き下ろし「ノドアメイカガ?」より
望月先生自身、手紙を貰った時は「何言ってんだ」と思ったそうですが
だんだんとそういうことの言える彼女が羨ましくなったとのこと。
この一連の文章は、ぱっと読んだ瞬間は
いかにも世間知らずで夢みたいな言葉に感じてしまうかもしれないけれど、
本当は、人間関係で嫌な目にあったり、
ある程度人間に嫌気が差した人が、それでも書いた文章なのだと思います。
実際、嫌な人に会わなければ、
「嫌な人なんてきっと何処にもいないと思う」なんて
言えないものですよ。
それを思うとこの彼女さんとチロが今までどんな暮らしをしてきたのか
ちょっと気になる所ですが、正直考えすぎな気がしないでもない。
そう。色々ぐだぐた書き散らし過ぎました。
ただ単に、私はこの作品の色んなコマや言葉が好きです。
夕暮れの西日差す校舎を駆け抜けていく緑子さんの姿や、
そこに貼られた、たくさんのトーンの蝶々。
綺麗になった運動靴、あんたなんか大嫌い、
粉っぽい体。
…その、忘れられないよ。
真新しい転校先の夏服。
みんな好きです。
2009年06月16日
2008年12月08日
コナコナチョウチョウ感想(7)
○感想・コナコナチョウチョウ(7)
今更IE7にしたので、
ようやく「IE7だと全角記号の一部が小さく見える」問題に
気が付きました。
とりあえず今更ながら表示フォントをverdanaより
MS Pゴシックに優先させてあります。…遅いよ。
そして、今更ながらこの感想に
もう一年かかってることに気が付く。だらだらだらと。
最初に思った「みずみずしい感想」じゃ全然ないしさぁ。
(続き)
チロは一晩中トイレの中にいたんでしょうね。
場面転換の都合上でしょうが、
朝まで気が付かず眠り込むのは特異な感じがしますよね。
気が付いた時には緑子さんがいない。
そのへんがミステリアスというか、
ちょっとおとぎ話っぽい色合いもあって
夢なんだけど夢じゃない、夢じゃないけど夢なんだ、
そんな風情も漂います。
眠くなっちゃったのかな?
…緑子さんが眠くなるようにしたのかな。
(そんなの自分で勝手に想像しろよ…)
十年以上前の(平成6年掲載)話なんで、
ケータイじゃなく、チロが公衆電話を使うのも今や魅力的に感じる。
きっちり家電の受話器を取ったのは、
お母さんじゃなく、緑子さん本人なので、
最初の頃は「都合が良くないか」と思いましたが、
よく考えると彼女は待っていたのかもしれない。
チロの声を聞いてちょっとびっくりしてるけど、
チロはちゃんとお別れを言う子だから、電話を信じてたのかも。
緑子さんのモノローグが黒色の枠から
白色の枠へ変わっていく様は、とても好きです。
実は黒色の上に文字を書く時、漫画家さんは、
原稿の上にトレーシングペーパーをわざわざ乗せないといけないので、
※そのトレーシングペーパーに鉛筆で台詞を書いて写植してもらうはず
作家さんにとってはちょっと面倒くさい演出だと思う。
でも望月先生はあえてやっている。
だからわざわざ黒色にしているモノローグ枠には
読者が思うよりも、それなりに意味が工夫や思い入れがあるのだと感じます。
(続く)
今更IE7にしたので、
ようやく「IE7だと全角記号の一部が小さく見える」問題に
気が付きました。
とりあえず今更ながら表示フォントをverdanaより
MS Pゴシックに優先させてあります。…遅いよ。
そして、今更ながらこの感想に
もう一年かかってることに気が付く。だらだらだらと。
最初に思った「みずみずしい感想」じゃ全然ないしさぁ。
(続き)
チロは一晩中トイレの中にいたんでしょうね。
場面転換の都合上でしょうが、
朝まで気が付かず眠り込むのは特異な感じがしますよね。
気が付いた時には緑子さんがいない。
そのへんがミステリアスというか、
ちょっとおとぎ話っぽい色合いもあって
夢なんだけど夢じゃない、夢じゃないけど夢なんだ、
そんな風情も漂います。
眠くなっちゃったのかな?
…緑子さんが眠くなるようにしたのかな。
(そんなの自分で勝手に想像しろよ…)
十年以上前の(平成6年掲載)話なんで、
ケータイじゃなく、チロが公衆電話を使うのも今や魅力的に感じる。
きっちり家電の受話器を取ったのは、
お母さんじゃなく、緑子さん本人なので、
最初の頃は「都合が良くないか」と思いましたが、
よく考えると彼女は待っていたのかもしれない。
チロの声を聞いてちょっとびっくりしてるけど、
チロはちゃんとお別れを言う子だから、電話を信じてたのかも。
緑子さんのモノローグが黒色の枠から
白色の枠へ変わっていく様は、とても好きです。
実は黒色の上に文字を書く時、漫画家さんは、
原稿の上にトレーシングペーパーをわざわざ乗せないといけないので、
※そのトレーシングペーパーに鉛筆で台詞を書いて写植してもらうはず
作家さんにとってはちょっと面倒くさい演出だと思う。
でも望月先生はあえてやっている。
だからわざわざ黒色にしているモノローグ枠には
読者が思うよりも、それなりに意味が工夫や思い入れがあるのだと感じます。
(続く)
2008年11月20日
コナコナチョウチョウ感想(6)
○感想・コナコナチョウチョウ(6)
(続き)
最初のページで、口を押さえている緑子さんが持ってるハンカチは
他の淡い色彩に比べて、とても強い紺チェック柄なので連載時から妙に気になる。
コントラストであんなデザインにしたんだろうか。
緑子さんのお下げ。
あれは佐分(「台風ポピー」)のように自分で結っているんでしょうか。
佐分もそうだけれど、先生の漫画には
自分のことは自分でする少女が多いからそうしているのもしれません。
だいたい、お母さんに結んでもらっているような娘さんじゃないからな。
そう考えてみると、緑子さんが家族とどういう付き合いをしているかも
ちょっと気になってきたりして。
母親は一コマだけ出てきてはいますが、
わりと事務的なシーン・会話だったので想像するしかない。
基本的には、冷めていても緑子さんは、
あんまり両親のことは馬鹿にしたりはしてない感じがする。
会話とかはあんまりなさそうですけど。
個人的には強烈に彼女、一人っ子のイメージがあるんですがどうなんだろう。
グリーン。英語では未熟という意味のある単語。
実は(精神的に)成長していない、というニュアンスがあるので
肉体的成長をからかうのには、学問的にはちょっと違う感じ。
個人的体験としては、唯一触れたことのある未熟なGreenは
カウボーイビバップ劇場版サントラの一曲
「dig in」という曲に出てくる一節だけです。
彼女の変わってて青臭い所が大好きだ、という感じのフレーズだったので、
リアル英語としては、子供っぽい稚拙なようなことを指すのだと思います。
でも日本の中学生としては、「未発育な体」を持つ
緑子さんをからかえればいいだけの話で、それは成功している。
本人も成功を認めているくらいで。
そういえば胸囲測定もやらなくなって久しいですね。
※お若い方へ 90年代前半くらいまでは学生は健康診断の時、胸周りも測ったのです
しかしクラスじゅうに「グリーン」というあだ名が広がっていたということは
男子も発育のよろしくない緑子さんのことを知っていたということで。
(クラスじゅうに広まってるくらいだと、由来が分からなくても
ただ皆が呼んでるからそう呼んでいる人もいそうだけれど)
それでも好かれちゃうんだな。というか中一じゃ未知数だよね。
というか、ただ単に未発育というよりは、彼女が痩せすぎてるだけな気がする。
(続く)
(続き)
最初のページで、口を押さえている緑子さんが持ってるハンカチは
他の淡い色彩に比べて、とても強い紺チェック柄なので連載時から妙に気になる。
コントラストであんなデザインにしたんだろうか。
緑子さんのお下げ。
あれは佐分(「台風ポピー」)のように自分で結っているんでしょうか。
佐分もそうだけれど、先生の漫画には
自分のことは自分でする少女が多いからそうしているのもしれません。
だいたい、お母さんに結んでもらっているような娘さんじゃないからな。
そう考えてみると、緑子さんが家族とどういう付き合いをしているかも
ちょっと気になってきたりして。
母親は一コマだけ出てきてはいますが、
わりと事務的なシーン・会話だったので想像するしかない。
基本的には、冷めていても緑子さんは、
あんまり両親のことは馬鹿にしたりはしてない感じがする。
会話とかはあんまりなさそうですけど。
個人的には強烈に彼女、一人っ子のイメージがあるんですがどうなんだろう。
グリーン。英語では未熟という意味のある単語。
実は(精神的に)成長していない、というニュアンスがあるので
肉体的成長をからかうのには、学問的にはちょっと違う感じ。
個人的体験としては、唯一触れたことのある未熟なGreenは
カウボーイビバップ劇場版サントラの一曲
「dig in」という曲に出てくる一節だけです。
彼女の変わってて青臭い所が大好きだ、という感じのフレーズだったので、
リアル英語としては、子供っぽい稚拙なようなことを指すのだと思います。
でも日本の中学生としては、「未発育な体」を持つ
緑子さんをからかえればいいだけの話で、それは成功している。
本人も成功を認めているくらいで。
そういえば胸囲測定もやらなくなって久しいですね。
※お若い方へ 90年代前半くらいまでは学生は健康診断の時、胸周りも測ったのです
しかしクラスじゅうに「グリーン」というあだ名が広がっていたということは
男子も発育のよろしくない緑子さんのことを知っていたということで。
(クラスじゅうに広まってるくらいだと、由来が分からなくても
ただ皆が呼んでるからそう呼んでいる人もいそうだけれど)
それでも好かれちゃうんだな。というか中一じゃ未知数だよね。
というか、ただ単に未発育というよりは、彼女が痩せすぎてるだけな気がする。
(続く)
2008年10月23日
コナコナチョウチョウ感想(5)
○感想・コナコナチョウチョウ(5)
(続き)
最初の緑子さんのチョークの粉についての嫌悪感を語るモノローグ。
曖昧な伝聞口調で書かれているので
(このへんは望月先生や編集部が配慮したのかもしれない)
読んだ時も今までも、自分は「チョークって怖い」とは
微塵も感じたことはないのですが、
調べてみても、やっぱりチョークの粉って
そんな悪いものではないようです。
確かに、モノローグのように肺を悪くする的な噂や風評はあるんですが
科学的な統計などはないらしく、あくまで都市伝説的な感じを受けました。
チョークの粉は、呼吸器関係よりも、
皮膚に触れてかぶれたりする方が実際には問題なんだとか。
コミックス収録版のおまけ書き「ノドアメイカガ?」では、
読者からの手紙には「緑子さんに共感しましたぁ」というものが
多かったと望月先生が書いておりました。
※このへん文庫読者は残念ながら知らないかもしれないので一応説明
結構言いたいことも言えないで我慢している女子が多いってことでしょうか。
でも意地の悪いこと言うと、
こういう共感しましたぁっていう感じは、
この作中の「分かる、分かる」っていう台詞に
近いものがあると思っちゃったりもする。
しかし綺麗な女の子で生きる、というのも大変なものです。
美人の方が得、っていう人もいますが、個人的には絶対大変だと思う。
たとえ緑子さんが周囲に気を使っているタイプでも、
作中に出てくる女子なんかには、同じように嫉まれると思いますし、
ずる賢く「すぐつるむし、怒るし泣くし」をする女子になってみても、
彼女は他の子とは違う容姿でいるために、
「同じように」にはなれないのですよね。
個人的にはそういう美少女人生を歩んできたことは一切ないので、
緑子さんの気持ちには「共感」はできないっス。
この感想の最初の回あたりに述べたように
私個人としては緑子さんには賞賛という気持ちの方が強いのです。
(続く)
(続き)
最初の緑子さんのチョークの粉についての嫌悪感を語るモノローグ。
曖昧な伝聞口調で書かれているので
(このへんは望月先生や編集部が配慮したのかもしれない)
読んだ時も今までも、自分は「チョークって怖い」とは
微塵も感じたことはないのですが、
調べてみても、やっぱりチョークの粉って
そんな悪いものではないようです。
確かに、モノローグのように肺を悪くする的な噂や風評はあるんですが
科学的な統計などはないらしく、あくまで都市伝説的な感じを受けました。
チョークの粉は、呼吸器関係よりも、
皮膚に触れてかぶれたりする方が実際には問題なんだとか。
コミックス収録版のおまけ書き「ノドアメイカガ?」では、
読者からの手紙には「緑子さんに共感しましたぁ」というものが
多かったと望月先生が書いておりました。
※このへん文庫読者は残念ながら知らないかもしれないので一応説明
結構言いたいことも言えないで我慢している女子が多いってことでしょうか。
でも意地の悪いこと言うと、
こういう共感しましたぁっていう感じは、
この作中の「分かる、分かる」っていう台詞に
近いものがあると思っちゃったりもする。
しかし綺麗な女の子で生きる、というのも大変なものです。
美人の方が得、っていう人もいますが、個人的には絶対大変だと思う。
たとえ緑子さんが周囲に気を使っているタイプでも、
作中に出てくる女子なんかには、同じように嫉まれると思いますし、
ずる賢く「すぐつるむし、怒るし泣くし」をする女子になってみても、
彼女は他の子とは違う容姿でいるために、
「同じように」にはなれないのですよね。
個人的にはそういう美少女人生を歩んできたことは一切ないので、
緑子さんの気持ちには「共感」はできないっス。
この感想の最初の回あたりに述べたように
私個人としては緑子さんには賞賛という気持ちの方が強いのです。
(続く)
2008年09月04日
コナコナチョウチョウ感想(4)
○感想・コナコナチョウチョウ(4)
googleにキーワードを予測するシステムが付きましたね。
望月花梨、と入力すると「笑えない理由」が候補に挙がります。
そうか、笑えない理由が一番ニーズがある単語なのか…。
とりあえず一番巻数のある作品だし、不思議には思わないんですが
ちょっと面白味に欠けるような気もします。
(検索キーワードに面白味も何もないもんだけど)
(続き)
そういえばもう長いこと慣れ親しんできたので、
考えることもなくなっていたのですが、
コナコナチョウチョウというタイトルはかなり特異ですよね。
最近は全部カタカナのフレーズというのは
定着してきた感がありますが、あの頃はまだちょっと珍しかった。
と、いうよりも、全部カタカナタイトル以前に
粉々という単語が、とても特異で魅力的だと感じます。
しかし当時はしっかり花とゆめを毎号読んでいたので、
コナコナチョウチョウの掲載予告が出た時も
「おっ、次は望月先生の漫画が載るぞ〜」と嬉しく思ったのですが
このタイトルにそれ程驚かなかった記憶があります。
意味は分からなかったけど、読めば分かるだろうと思っていたし
(要は、自分は能天気だということかもしれない…)
それよりも、また望月先生の漫画が読めることに浮かれていました。
何度か読んで、ようやくタイトルの意味と、その言葉掛け、
比喩表現の巧みさに唸った次第です。
理解できない、圧倒的な力に押し流されるように
冷静な自分ではいられない恋をして胸が苦しい状態を
粉々の蝶々に例えるのも見事ですが、
この作品がすごいな、と感じるのは
エピソードや状況変化、転換に全然無駄がない所かな。
望月先生の漫画はだいたいそうなんですが、
コナチョウはほとんど無駄なエピソードがない気がする。
だいたい緑子さんのモノローグ中心に進むのですが、
回想シーンに入る時も、何かと関連付けて自然な流れになってます。
30P、するするとよどみなく凝縮された内容で描かれている漫画。
エッチな本だって、リアリティーのある状況で出現し、
体操服姿で綺麗に靴を磨くチロを前にした、突然の恋心発動に
より納得できる理由を沿えていると思います。
(続く)
googleにキーワードを予測するシステムが付きましたね。
望月花梨、と入力すると「笑えない理由」が候補に挙がります。
そうか、笑えない理由が一番ニーズがある単語なのか…。
とりあえず一番巻数のある作品だし、不思議には思わないんですが
ちょっと面白味に欠けるような気もします。
(検索キーワードに面白味も何もないもんだけど)
(続き)
そういえばもう長いこと慣れ親しんできたので、
考えることもなくなっていたのですが、
コナコナチョウチョウというタイトルはかなり特異ですよね。
最近は全部カタカナのフレーズというのは
定着してきた感がありますが、あの頃はまだちょっと珍しかった。
と、いうよりも、全部カタカナタイトル以前に
粉々という単語が、とても特異で魅力的だと感じます。
しかし当時はしっかり花とゆめを毎号読んでいたので、
コナコナチョウチョウの掲載予告が出た時も
「おっ、次は望月先生の漫画が載るぞ〜」と嬉しく思ったのですが
このタイトルにそれ程驚かなかった記憶があります。
意味は分からなかったけど、読めば分かるだろうと思っていたし
(要は、自分は能天気だということかもしれない…)
それよりも、また望月先生の漫画が読めることに浮かれていました。
何度か読んで、ようやくタイトルの意味と、その言葉掛け、
比喩表現の巧みさに唸った次第です。
理解できない、圧倒的な力に押し流されるように
冷静な自分ではいられない恋をして胸が苦しい状態を
粉々の蝶々に例えるのも見事ですが、
この作品がすごいな、と感じるのは
エピソードや状況変化、転換に全然無駄がない所かな。
望月先生の漫画はだいたいそうなんですが、
コナチョウはほとんど無駄なエピソードがない気がする。
だいたい緑子さんのモノローグ中心に進むのですが、
回想シーンに入る時も、何かと関連付けて自然な流れになってます。
30P、するするとよどみなく凝縮された内容で描かれている漫画。
エッチな本だって、リアリティーのある状況で出現し、
体操服姿で綺麗に靴を磨くチロを前にした、突然の恋心発動に
より納得できる理由を沿えていると思います。
(続く)
2008年07月15日
コナコナチョウチョウ感想(3)
○感想・コナコナチョウチョウ(3)
新居にようやくPCを持ち込みましたが、
色々にっちもさっちもいかないので
実家から職場へコナチョウのコミックスを持ってきました。
職場で読むモチカリ漫画は背徳の香りがします。
五ヶ月ぶりですみません。
(続き)
とりあえずチロという裏テーマのことは置いておきますが、
深く読んでも、緑子さんは魅力的です。
彼女は、けっして人に柔らかい言葉をかけたりはしませんが、
余計なことは言わないし、
自分の気に入らないものを声高になじったりはしない。
内心軽蔑はしていても、攻撃されたりしない限りは
無駄に人をさげずんだりはしない。
廊下で絡まれた時、クラスメイトの女子に言い返したりはしてますが、
あれはただ単に、彼女達に対する客観的な感想なだけですもんね。
ただそれが辛辣なだけで。
そして行動や言葉はあきれる程素直。
大事な所で、ひねたことなど一つも言っていない。
だから救われる。
ただ、そんな果敢な彼女が
ひどく迷惑を被らないのは、やはりチロの助けがあるからこそ。
「人を庇ったりするする気持ちが分からない」と緑子さんは言いますが、
そんな気持ちになるチロのことは理解している。
「誰からも好かれる良い子」だという言葉は
そうでなきゃ出てこないはずですもんね。
少なくとも、緑子さんは、
誰からも好かれることは悪いことではないと知っているのです。
憧れとかチロみたいになりたい、という考えはまったくなくても
彼の生き方や、優しさはとてもよく感じている。
あとは、体操服から出る体のラインが少し綺麗だったら
その人は一生自分を忘れてほしくない男性になるのではないでしょうか。
そういえばあのシーン、体操服ってのが秀逸ですよね。
夏服になった瞬間とか、これまでの世界とは別の
はっと見違える衣服というのはあるんですが、
体操服っていうのはまた格別なのだと思います。(変態)
(続く)
新居にようやくPCを持ち込みましたが、
色々にっちもさっちもいかないので
実家から職場へコナチョウのコミックスを持ってきました。
職場で読むモチカリ漫画は背徳の香りがします。
五ヶ月ぶりですみません。
(続き)
とりあえずチロという裏テーマのことは置いておきますが、
深く読んでも、緑子さんは魅力的です。
彼女は、けっして人に柔らかい言葉をかけたりはしませんが、
余計なことは言わないし、
自分の気に入らないものを声高になじったりはしない。
内心軽蔑はしていても、攻撃されたりしない限りは
無駄に人をさげずんだりはしない。
廊下で絡まれた時、クラスメイトの女子に言い返したりはしてますが、
あれはただ単に、彼女達に対する客観的な感想なだけですもんね。
ただそれが辛辣なだけで。
そして行動や言葉はあきれる程素直。
大事な所で、ひねたことなど一つも言っていない。
だから救われる。
ただ、そんな果敢な彼女が
ひどく迷惑を被らないのは、やはりチロの助けがあるからこそ。
「人を庇ったりするする気持ちが分からない」と緑子さんは言いますが、
そんな気持ちになるチロのことは理解している。
「誰からも好かれる良い子」だという言葉は
そうでなきゃ出てこないはずですもんね。
少なくとも、緑子さんは、
誰からも好かれることは悪いことではないと知っているのです。
憧れとかチロみたいになりたい、という考えはまったくなくても
彼の生き方や、優しさはとてもよく感じている。
あとは、体操服から出る体のラインが少し綺麗だったら
その人は一生自分を忘れてほしくない男性になるのではないでしょうか。
そういえばあのシーン、体操服ってのが秀逸ですよね。
夏服になった瞬間とか、これまでの世界とは別の
はっと見違える衣服というのはあるんですが、
体操服っていうのはまた格別なのだと思います。(変態)
(続く)
2008年02月26日
コナコナチョウチョウ感想(2)
○感想・コナコナチョウチョウ(2)
(続き)
緑子さんは美しい。
長く光るおさげ。意思の強そうな瞳。
綺麗で意地悪な表情。そして群れない気高さ。
言いたいことを言い、
謝らない潔癖な精神。身のこなし。
やっぱり容貌の綺麗な子が、
思うようにふるまい、悪口に対抗し、
言葉でやりこめ、ベタベタしないのは憧れですよ。
だって現実にはそんなことできないから。
冷めた態度や、何を言われても・されても困らない所は理想の少女。
思春期でもなくなった今は
廊下でぶつかった先生をフォローする若い女の先生のように
少し苦笑する所もあるけれど、
緑子さんの端正な顔と、媚びない性根はやっぱり美しい。
かたくなだった体と心がチロの働きかけで
変わっていくのも、とても素敵だと思いました。
本当に蝶々のよう。
そういう感じで徹頭徹尾最初は緑子さんの話だと思って
読み続けていました。まあ緑子さんの話なんだけどね。
今はむしろチロのことが気になる。
(続く)
(続き)
緑子さんは美しい。
長く光るおさげ。意思の強そうな瞳。
綺麗で意地悪な表情。そして群れない気高さ。
言いたいことを言い、
謝らない潔癖な精神。身のこなし。
やっぱり容貌の綺麗な子が、
思うようにふるまい、悪口に対抗し、
言葉でやりこめ、ベタベタしないのは憧れですよ。
だって現実にはそんなことできないから。
冷めた態度や、何を言われても・されても困らない所は理想の少女。
思春期でもなくなった今は
廊下でぶつかった先生をフォローする若い女の先生のように
少し苦笑する所もあるけれど、
緑子さんの端正な顔と、媚びない性根はやっぱり美しい。
かたくなだった体と心がチロの働きかけで
変わっていくのも、とても素敵だと思いました。
本当に蝶々のよう。
そういう感じで徹頭徹尾最初は緑子さんの話だと思って
読み続けていました。まあ緑子さんの話なんだけどね。
今はむしろチロのことが気になる。
(続く)
2008年01月10日
コナコナチョウチョウ感想(1)
○感想・コナコナチョウチョウ(1)
あけましておめでとうございます。
どヘタレですが、本年もよろしくお願いいたします。
掲載順に「二人の距離」から感想を書いていこうかな、とも思いましたが
コミックス掲載順として、コナチョウから感想を出します。
コナコナチョウチョウは、大好きな作品ということでもあり、
印象的な一作であることもあるので、
じっとり読み返してみましたら、
どことなく煮詰まった思いしか出てこなくなってしまって、
記事を書く段になり悩んでしまいました。
なるべく最初は、初めて読んだ頃の
みずみずしい感触を思い出しつつ感想を書きます。
表紙。
コミックスや文庫では分からないかもしれませんが、
この表紙は色合いは水色と灰色が入り混じったような
淡い水彩で塗られていたはずです。
コミックス版の表紙ぐらい淡い色。
タッチはもっと輪郭が鋭くなかったので、
もっと淡い色の印象が強いです。
なので、このよく見るとすっごい構図も
さらさらした日常の一片のように溶けていて、
それほど扇情的な感じは受けませんでした。
個人的には、今見てもさほど「官能」という言葉は出てこない。
でも、やっぱりすごいシチュエーションかもなあ。
幸運にも、コナコナチョウチョウは
『花とゆめ』本誌掲載時に読んでいます。
94年の8月掲載作品なので、当時自分は中学二年。
緑子さんとそう変わらない歳ですので、
最初に読んだ時の感想は
緑子さんへの崇拝感、これに尽きる。
(続く)
あけましておめでとうございます。
どヘタレですが、本年もよろしくお願いいたします。
掲載順に「二人の距離」から感想を書いていこうかな、とも思いましたが
コミックス掲載順として、コナチョウから感想を出します。
コナコナチョウチョウは、大好きな作品ということでもあり、
印象的な一作であることもあるので、
じっとり読み返してみましたら、
どことなく煮詰まった思いしか出てこなくなってしまって、
記事を書く段になり悩んでしまいました。
なるべく最初は、初めて読んだ頃の
みずみずしい感触を思い出しつつ感想を書きます。
表紙。
コミックスや文庫では分からないかもしれませんが、
この表紙は色合いは水色と灰色が入り混じったような
淡い水彩で塗られていたはずです。
コミックス版の表紙ぐらい淡い色。
タッチはもっと輪郭が鋭くなかったので、
もっと淡い色の印象が強いです。
なので、このよく見るとすっごい構図も
さらさらした日常の一片のように溶けていて、
それほど扇情的な感じは受けませんでした。
個人的には、今見てもさほど「官能」という言葉は出てこない。
でも、やっぱりすごいシチュエーションかもなあ。
幸運にも、コナコナチョウチョウは
『花とゆめ』本誌掲載時に読んでいます。
94年の8月掲載作品なので、当時自分は中学二年。
緑子さんとそう変わらない歳ですので、
最初に読んだ時の感想は
緑子さんへの崇拝感、これに尽きる。
(続く)
2007年11月19日
読み直し感想・未収録編
○通い婚
たぶんあの猫は彼女のお父さんが放った間諜。
いや、むしろソフトバンクよろしくお父さん本人。
すいません、四ページだと妄想する以外に感想が書けません。
でもビニール袋と枝持って、侵入するのは危ないと思った。
○丘をこえて
ターザンごっこ、よく考えたら微笑ましいを通り越して
かなりうっとおしいような気が…。
それを許してあげるのが母の愛か。
妹が来た時、驚いただろうに
「ギャア」とか「ヒッ」とか言わなかったお姉ちゃんは偉いなあ。
それ言っちゃうとこの作品成立しないんだけど、(ギャグ漫画になる)
何か予感があっても、いざ亡くなった人が目の前に来たら
きっと怖くなっちゃうよね。
でもそれ以上にあんまり妹が可愛くて、あったかくて自然で、
するすると下校の世界に馴染んじゃったのかもしれない。
そして彼女が取った行動とは逆に、
「どうしても行かせないようにする」のではないかと思うけど、
そういうのは愛じゃないのかもしれない。
だから何にも言わず、季節がいずれ来たら
コスモスがたくさん咲くような所目指して
自転車を滑らせていったのかな。
そういうことを考えると、このお姉ちゃんは
やっぱりとても立派な人ではないかと思う。
なんか感想書いてるだけで悲しくなってきちゃったな…。
まだこの作品は読み込んでるわけではないので、免疫がないです。
もしかしたら一生免疫はできないのかもしれないけど。
たぶんあの猫は彼女のお父さんが放った間諜。
いや、むしろソフトバンクよろしくお父さん本人。
すいません、四ページだと妄想する以外に感想が書けません。
でもビニール袋と枝持って、侵入するのは危ないと思った。
○丘をこえて
ターザンごっこ、よく考えたら微笑ましいを通り越して
かなりうっとおしいような気が…。
それを許してあげるのが母の愛か。
妹が来た時、驚いただろうに
「ギャア」とか「ヒッ」とか言わなかったお姉ちゃんは偉いなあ。
それ言っちゃうとこの作品成立しないんだけど、(ギャグ漫画になる)
何か予感があっても、いざ亡くなった人が目の前に来たら
きっと怖くなっちゃうよね。
でもそれ以上にあんまり妹が可愛くて、あったかくて自然で、
するすると下校の世界に馴染んじゃったのかもしれない。
そして彼女が取った行動とは逆に、
「どうしても行かせないようにする」のではないかと思うけど、
そういうのは愛じゃないのかもしれない。
だから何にも言わず、季節がいずれ来たら
コスモスがたくさん咲くような所目指して
自転車を滑らせていったのかな。
そういうことを考えると、このお姉ちゃんは
やっぱりとても立派な人ではないかと思う。
なんか感想書いてるだけで悲しくなってきちゃったな…。
まだこの作品は読み込んでるわけではないので、免疫がないです。
もしかしたら一生免疫はできないのかもしれないけど。
2007年11月06日
ツンデレ考(Ver.Γ)
ツンデレとは (はてなダイアリーキーワードより)
“普段はツンツン、二人っきりの時は急にしおらしくなって
デレデレといちゃついてくる”ようなタイプのヒロイン、
あるいは、そのさまを指した言葉である。
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久しぶりの更新がコレ!
ネタとしても以前の記事から半年以上も経っているのにコレ!
モチカリ漫画におけるツンデレについて
求められてもいないのに勝手に再び考えてみる。
今回は暫定ツンデレ女王(たぶん)・小毬君華。
君華の行動はまさにツンデレと呼ぶのにふさわしい。
自分が想う夜一に意地悪、理不尽な仕打ち、命令。
気持ちを自覚しているが故に
彼をつねったり、わざとひどいことを言ってみたりする。
素直になれない乙女さんである。
しかし純粋培養閲覧図を読み進めていくうちに
我々(誰だよ)はある一つの事実に気がついた。
君華にもツンデレ素養はあるけど、
それをきちんと伸ばしたのは実は夜一その人ではないか。
夜一は複雑な家族関係の元に生まれたためか
人間関係に自信を持てず、分かっているにも関わらず
自分に対してアピールしてくる君華に対抗しない。
君華のワガママや彼女のつっかかる態度にも気がついているが、
それを止めることはせず、ひたすら思うままにさせている。
したがって君華は普通なら折られてしまうことが多い
ツンデレ態度を崩すこともなく、
ずっと夜一に対してかたくなかつベタベタした距離を
保つことができたのであった。
君華が王道系ツンデレなのは、夜一のせい。
ツンデレ女王の傍には
孤高かつ素直になれない彼女の手を
そっと横から握る少年の姿があったのでありました。
勿論、この少年は正面から彼女の手を握ることも
できるようになったからデレも完成。すごいよ夜一さん。
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…何やってんだ自分。
次は「通い婚」「丘をこえて」の読み直しをやって
その後は真面目に発表順から各作品の感想を書く予定です。
“普段はツンツン、二人っきりの時は急にしおらしくなって
デレデレといちゃついてくる”ようなタイプのヒロイン、
あるいは、そのさまを指した言葉である。
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久しぶりの更新がコレ!
ネタとしても以前の記事から半年以上も経っているのにコレ!
モチカリ漫画におけるツンデレについて
求められてもいないのに勝手に再び考えてみる。
今回は暫定ツンデレ女王(たぶん)・小毬君華。
君華の行動はまさにツンデレと呼ぶのにふさわしい。
自分が想う夜一に意地悪、理不尽な仕打ち、命令。
気持ちを自覚しているが故に
彼をつねったり、わざとひどいことを言ってみたりする。
素直になれない乙女さんである。
しかし純粋培養閲覧図を読み進めていくうちに
我々(誰だよ)はある一つの事実に気がついた。
君華にもツンデレ素養はあるけど、
それをきちんと伸ばしたのは実は夜一その人ではないか。
夜一は複雑な家族関係の元に生まれたためか
人間関係に自信を持てず、分かっているにも関わらず
自分に対してアピールしてくる君華に対抗しない。
君華のワガママや彼女のつっかかる態度にも気がついているが、
それを止めることはせず、ひたすら思うままにさせている。
したがって君華は普通なら折られてしまうことが多い
ツンデレ態度を崩すこともなく、
ずっと夜一に対してかたくなかつベタベタした距離を
保つことができたのであった。
君華が王道系ツンデレなのは、夜一のせい。
ツンデレ女王の傍には
孤高かつ素直になれない彼女の手を
そっと横から握る少年の姿があったのでありました。
勿論、この少年は正面から彼女の手を握ることも
できるようになったからデレも完成。すごいよ夜一さん。
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…何やってんだ自分。
次は「通い婚」「丘をこえて」の読み直しをやって
その後は真面目に発表順から各作品の感想を書く予定です。

